助産師:就職 資格

助産師

今や医師不足、助産師不足のために、出産する病院を探すのにも苦労する時代となってしまいました。
お産の始まりは人それぞれで、中には兆候があらわれてから数時間で出産してしまう人も少なくありません。
自宅近くの病院や助産院で出産したいと望んでいても、それがかなわず車で1時間以上もかけて産院へ通う人もいるほどです。
そんな現状とはうらはらに、産婦が希望する出産スタイルも幅広くなり、自宅出産や自然出産が再び注目されるようになってきています。
助産師の資格を持つ人の需要がとても高まっている時代です。

助産師の主な仕事は、妊婦が出産するときの介助です。
就職先は産婦人科だけでなく、保健所などに勤務して、妊婦のさまざまな相談業務にあたる助産師もいます。
また、出産後も乳房マッサージや母乳相談、赤ちゃんの入浴などのお世話を指導するなど、保健指導、栄養指導、育児指導と、業務内容は多岐にわたっています。
仕事はとてもハードですが、妊産婦からの絶大な信頼を受ける心強い存在でもあり、やりがいのある仕事と言えます。
収入は就職先によって異なりますが、勤めの場合、一般的に看護師より月に数万円給料がよいようです。
助産師は専門性の高い資格として、またいくつになっても仕事が続けられるという将来性も大きな仕事です。

助産師の資格を取得するには、まず看護師試験に合格するか看護師国家試験を受験する資格があり、さらに文部科学大臣指定校で6ヶ月以上学科を修めるか、厚生労働大臣指定の助産師養成所を卒業するか、厚生労働大臣に認可を受けた人が、助産師国家試験を受験し、合格しなければなりません。
合格率は100パーセントに近く、普段からまじめに勉強していれば、難しい試験ではありません。