社会保険労務士:就職 資格

社会保険労務士

就職や転職のため、あるいは今働いている職場でのキャリアアップのために、資格取得を目指す人が増えています。
資格を取得して転職に生かしたい、難関の国家資格を取って独立開業したい、など目的は人それぞれですが、社会人の中で人気のある資格に「社会保険労務士」があります。
合格率はおよそ1割弱の難しい試験ですが、受験者数、合格者数ともに年々増加してきているようです。

社会保険労務士の仕事の場としては、自分の就職先である企業内で労働保険・社会保険関係の書類作成と提出の事務を行ない、個人や企業の事業主から依頼を受けて開業社会保険労務士として働く、などがあります。
他には中小企業を顧問先として年金や保険に関するさまざまな相談やアドバイスを事業主に行なう場面も多いため、仕事をスムーズに進める上では人間関係を円滑に築いていける協調性も必要になってきます。
こういった点で女性の柔らかな対応が適していることもあり、社会保険労務士の試験合格者のうち3割ほどを女性が占めていて、難関と言われる国家資格の中では女性の取得者が多いものになっています。

難しい試験であるにも関わらず、働きながらこの資格を取得しようとする人が多いのには、保険や年金の知識は企業に勤める人以外にも必要な知識である、という理由もあるのでしょう。
仕事をしながら受験勉強もしなくてはならないため、精神的にもかなりハードになります。
少しでも時間を見つけて独学でチャレンジする人もいますが、受験者の多くは何らかの予備校に通ったり、通信教育を受けたりしています。
中には半年ほどで合格してしまう人もいますが、資格取得までにはおよそ800時間の勉強時間が必要と言われています。
強靭な精神力と体力を持って独学で合格を目指すのもありですし、時間的・経済的に余裕があればポイントを教えてくれるスクールなどに通うのもよいと思います。

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