行政書士:就職 資格

行政書士

法律系の資格にあまり興味のない人にとってみると、行政書士の仕事と言われてもよくわからないのが実情だと思います。
他に司法書士という名称の似た(?)資格もありますし・・・
実際、行政書士の場合「これが行政書士の仕事です」と一言で説明できる内容のものではありません。

行政書士の業務には、以下のような内容があります。
●官公署に提出する書類、権利義務にかんする書類、事実証明に関する書類の作成
●官公署への提出手続きの代理、契約書類などの代理人としての作成、相談業務
例えば営業許可申請書や建設業許可申請書などを作成し、提出の手続きの代理を行なうことも含まれます。
また、申請書の作成だけでなく、手続きの中で必要となってくる添付書類を集め、要件のチェックなども行なう必要があります。
このほか、最近では依頼された書類を作成するまでの間に、依頼者からの相談を受けアドバイスをするなどのコンサルタント的な業務も多くなってきています。
扱う分野も多方面にわたっているため、業務に必要な法律の知識やきめ細やかな処理能力が求められます。
年々、許可事項の数が増え、手続きもより複雑化してきているため、書類作成のプロである行政書士の役割が大きくなっています。

行政書士の就職先は、多くはまず行政事務所や法律事務所などに勤めながら基盤固めをした後に独立開業という形になります。
自分で事務所を開きたい場合は、都道府県の行政書士会に申請して登録を受けなければなりません。
行政書士は一生有効な資格なので、試験に受かって登録さえしておけば、いつでも開業できます。
ちなみに企業に就職した場合、企業内で行政書士としての仕事はできません。

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