ケアマネージャー:就職 資格

ケアマネージャー

福祉分野への就職を希望する若い人が増える中で、ケアマネージャーという資格の知名度も上がってきたように思います。
ケアマネージャーは介護支援専門員とも呼ばれ、その人に応じて適切な介護を受けられるようなプランを立てるのが主な仕事となっています。
介護を受けようとする人の身体的・精神的状態を把握し、要介護度を調べ、家族や生活の状況を総合的に判断して、その人に合った適切な介護サービス計画を立案します。

また、プランを立てるだけでなく、そのプランに基づくサービス業者間の調整や、その後の計画まで継続的に把握・管理していく必要があります。
就職の場は介護サービス施設や特別養護老人ホームなどが主となっています。
高齢化社会を迎え、ニーズの高い資格ですが、一人のケアマネージャーがおよそ50人の対応をすることになるため、業務としてはかなりハードであると言えます。
しかし現代の日本には必要な職種なので、将来的に見ると安定した仕事だと言えるでしょう。

ケアマネージャーになるには、まずケアマネージャー実務研修資格試験に合格しなければなりません。
この試験に合格してから実務研修を受講し、研修の修了証の交付を受けて初めてケアマネージャーになれます。
実務研修資格試験を受験するためには、医療・保健・福祉分野の資格を持っている人は5年、資格を持っていない人は5〜10年の実務経験が必要です。
合格率は30〜40%と、なかなか手ごわい試験となっており、地方自治体や大学が行なうセミナーに参加して受験勉強を進める人も多くなっています。