介護福祉士:就職 資格

介護福祉士

高齢化社会を迎え、福祉の分野での求人が増えてきていると同時に、福祉の仕事に興味を持つ人も多くなってきているようです。
学校を卒業してすぐに福祉施設へ就職する人もいれば、子育てがひと段落してから介護の仕事に就く人もいます。
お年寄りや障害者の生活を援助する仕事は、いったん家庭に入って仕事から離れてしまった主婦でも再就職がしやすい分野であることも、福祉人気の理由の一つかもしれません。

そんな福祉分野での就職を希望する場合に取得しておきたい資格が介護福祉士です。
介護福祉士はケアワーカーとも呼ばれ、お年寄りや障害者の自立を支援するため、食事、入浴、着替えや排泄など身の回りのお世話をします。
また身体的な援助にとどまらず、精神的にも心のよりどころとなるような人間関係を築いていくことも大切です。
併せて介護する家族の支えとなるべく、介助方法をアドバイスし相談にのることも時には必要となってきます。

介護福祉士として働く場は、老人ホームや障害者施設、リハビリテーションセンターや、病院などの医療機関などです。
現在、福祉施設で仕事をしながら介護福祉士の資格取得を目指している人も多くいますが、実際には資格取得が手当てアップになかなかつながっていないという実情もあるようです。
しかし現在の高齢化社会を考えると、将来性の高い資格であることは間違いないでしょう。

介護福祉士の資格を取得するためには、福祉系高校を卒業あるいは介護業務を3年以上経験して国家試験を受けるか、介護福祉士養成施設を卒業するか、の二通りの方法があります。
筆記試験の後に実技試験が行なわれ、合格率は45パーセント前後となっています。