トリマー:就職 資格

トリマー

近年のペットブームの中で、人気急上昇している資格がトリマーです。
トリマーはペット専門の美容師で、おもに犬や猫などのペットの毛、皮膚、つめの手入れを行なう仕事です。
具体的な内容としては、シャンプー、リンス、ブラッシング、カット、つめ切り、耳掃除などを行ないます。

動物に関わる仕事や資格には獣医師や訓練士などもありますが、それらに比べてトリマーは取得しやすく、取得者のおよそ9割が女性という特に女性の間で人気のある資格です。
動物が大好きでいつも関わっていたい、という気持ちはトリマーとして働く上で大切ですが、実際に就職すると、ペットへの細やかな気配りや大型犬を相手にするときの体力なども必要で、また飼い主とのコミュニケーションも大切な仕事であるため、幅広い知識と人間性が求められます。
トリマーが活躍しているのはペットショップやペット専用美容室、また動物病院に就職する人もいます。
トリマーとして身につけた技術は生涯活かすことができますし、開業することも可能です。

さてトリマーの資格ですが、現在のところ公的に統一された資格試験はなく、各機関独自の認定試験を受けるか、JKC(ジャパンケネルクラブ)の資格を取得するのが一般的です。
JKCのトリマーC級を受けるには、18歳以上でJKC会員として2年以上在籍するか、JKC公認のトリマー養成機関で学ぶ方法があります。
C級に合格すれば、さらに実務経験を積んで、B級、A級、教士、師範の資格にもチャレンジすることができます。
いずれにしても、美容の知識と技術だけでなく、動物全般の健康や飼育管理の知識など幅広く身につける必要があります。
しかし、資格を取得して実務を重ね、技術を高めると同時に信頼を得ていけば、いずれ独立開業することも夢ではありません。
努力次第で収入をアップさせていける仕事であります。